スリランカ(スリランカ民主主義共和国)はインドの南東にある島国です。
国土
国土は北海道の8割程度。 1948年にイギリス領よりセイロンとして独立。 1972年スリランカ共和国に改称。 シンハラ語で、スリは、「光り輝く」、ランカは、「島」を表す。国民の7割が仏教徒である。
気候
熱帯性で高温多湿。海岸部、低地は、年平均27~28℃。高地の気候は、冷涼で年平均22℃。 小さな国ながら、低地と高地では季節が逆のような気候。
民族
総人口は約2027万人。 シンハラ人(75%)タミル人(15%)ムーア人(9%)その他(1%)
封建的な社会
スリランカでは、日本の昔の封建制度に近い雰囲気があります。
男性や父親に従う。女性や子供たちは従順であることが求められます。喫煙、飲酒も、スリランカでは女性はしません。昔の日本のように、そのようなことをする女性は、非難のまなざしで見られます。
宗教と歴史
仏教(70.19%)、ヒンドゥ―教(12.61%) イスラム教(9.71%)、キリスト教(7.45%) 国教的な仏教。僧侶となった人は、俗世的な事柄を断ち切ります。(結婚や女性との関係を持つこと。お酒を飲むこと。) 一般の人々は、寺や僧たちに、奉仕し寄進することで、功徳を積み、来世での幸福に期待します。高僧の乗っている車が通る時は道を譲り、バスや電車は席を譲る。僧侶の前を通る時は頭を床につけて拝礼します。
- 紀元前5世紀
- シンハラ人の先祖が北インドから移住
- 15世紀
- 明の朝貢国となる
- 16世紀
- ポルトガルが植民地化する (1505年~1658年)
- 17世紀
- オランダが植民地化する (1658年~1796年)
- 18世紀
- イギリスの東インド会社が植民地化する (1796年~1948年)
- 1948年2月
- イギリス連邦内の自治領として独立「セイロン」
- 1949年
- シンハラ語を公用語にし、タミル人の排除を行う (後の大規模な民族対立の火種)
- 1972年
- スリランカ共和国に改称
- 1978年
- 大統領制に移行し、スリランカ民主主義共和国へ
- 2009年5月
- 半世紀以上続いてきた内戦が終わる
文化と産業
植民地によって異文化が混合し、シンハラ人とタミル人が共存してできあがった2500年の歴史ある文化。産業では、スリランカカレーや紅茶のセイロンティー(世界第三位の生産量)、宝石が有名です。 また、国内に8個の世界遺産も有しています。
文化遺産
聖地アヌラーダプラ(1982年) 古都ポロンナルワ(1982年) 古都シーギリヤ(1982年) 聖地キャンディ(1988年) ゴールの旧市街と要塞(1988年) ダンブッラの黄金寺院(1991年)
自然遺産
シンハラジャ森林保護区(1988年) スリランカの中央高地(2010年)
スリランカ占星術
スリランカでは、国の主要行事なども占星術でみます。生まれた日時時間等で、個人の人生を占い、それに基づいて行動したり、変えたりします。就職、結婚なども、これらに基づいてするのが一般的です。 恋愛や知人の紹介で結婚する意思があっても、占星術を見る場合が多数です。そして、全てが合っていても占星術が合わないと破談になるケースが殆どです。 スリランカ占星術鑑定